朝、いつも通りに弁当作りと朝食の用意をした。
その日はゴミの日だったが、夫には期待せず、自分でゴミ出しをすると決めていた。
夫がいつもより早く起きてきて、先に朝食をとった。
私は弁当作りを終えてから朝食をとり始めたが、なんとなく話したくない気分だった。
気になっていた家計をタブレットで確認しながら、静かに食べた。
夫は朝食を終えると、体調を気遣ってほしいような素振りを見せた。私は気づいたけれど、何も言わなかった。
夫はカレンダーを見ながらため息をつき、そのまま近づいてきてタブレットの画面をのぞいた。
見られて困るものではないのに、胸がどくんとした。
動悸を悟られないようにするので精一杯で、肩や手が少し強張っているのを感じた。
それでも、何も感じていないように振る舞った。
夫は何も言わず、テーブルの上の弁当と水筒を鞄に入れた。
あとから思うと、あのとき夫から「いつもありがとう」とひと言あってもよかったのではないかと思う。
でも、夫には期待しないと決めたのだと、私は自分に言い聞かせた。
そのときの私は、それができていたのだと思う。
夫が出勤したあと、私は朝の勉強をして、ゴミ出しに出た。
ふと空を見上げると、鱗雲がきれいに広がっていた。
その日は、いつもより家事を頑張りすぎたせいか、自分のケアは思うように回らなかった。
ヨガは中途半端、ラジオ体操はできず、バケツでの足湯もできなかった。
昼寝は30分横になるだけ。
床掃除、エアコン掃除、買い出しはやりきった。
少し頑張りすぎた日だった。
疲れたと思った。
静かに過ごしていたつもりでも、体より心のほうが消耗していたのかもしれない。
でも振り返ると、家事をこなしながらも、ヨガを少しして30分横になることはできていた。
小さなことだけれど、あの日の私は、その分だけは自分を労われていたのかもしれない。

コメント